史上最多45回の優勝、通算1187勝、横綱在位14年という輝かしい歴史を築いた白鵬にふさわしいフィナーレだろう。髷(まげ)にハサミを入れたのは約280人。元首相の小泉純一郎氏、森喜朗氏、鳩山由紀夫氏、ミュージシャンのYO S H IKI、巨人・原辰徳監督、トヨタ自動車の豊田章男社長らそうそうたる顔ぶれが集まったのだ。 「華やかなイベントも行われました。オープニングセレモニーでは、歌舞伎の市川團十郎さんが五穀豊穣を祈る『三番叟』を土俵上で披露。歌手のGACKTさんが『君が代』を斉唱したんです。
モンゴルから母親のタミルさんが来日するなど、多くの親族も参加します。夫人の紗代子さんは『寂しい気持ちのほうが強くて……』と、涙を抑えられない様子でした」(相撲協会関係者)
◆500万円のコースでは個別会食 髷がとれ、スッキリとした短髪となった白鵬。驚かされるのが、断髪式への参加料金が「100万円から」と異例の高額だったことだろう。
「昨年末に抽選販売された1組2名で3組限定の『Diamond VIP NFT』の価格は、なんと500万円です。髷にハサミを入れられるだけでなく、VIP専用ラウンジを利用でき、後日には白鵬と個別で食事ができるというのですが……。もう一段ランクの落ちる1組2名で7組限定の『Platinum VIP NFT』でも、価格は100万円でした。 額に決まりはありませんが通常、断髪式の参加費は10万円ほどで、その後のパーティは3万円というのが相場でしょう。同じモンゴル出身の朝青龍も、10万円と3万円でした。白鵬のパーティの参加費は10万円ほどだったと聞いています。他の力士(親方)の断髪式と比べ、どれだけ高額かわかるでしょう」(スポーツ紙担当記者) 結婚式や昇進パーティの収入は、基本的に部屋のものだ。一方、断髪式の実入りは引退した力士本人に入る。白鵬のパーティには900人ほどが参加したというのだから、会場代や人件費を差し引いても相当な収入があったと推測される。
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