高速道路改修に新たに1兆円 NEXCO東日本など3社共同会見で発表
老朽化した高速道路の道路や橋を改修するため、新たにおよそ1兆円が必要という試算を高速道路3社がまとめました。
東日本、中日本、西日本の高速道路3社は、2014年、山梨県の中央自動車道笹子トンネルで起きた天井板崩落事故をきっかけとして、3兆円にのぼる改修を進めてきました。
3社はきょう共同で会見を行い、定期点検などの結果、西湘バイパスの橋や関越自動車道の塗装などおよそ500キロの道路で新たに劣化が確認され、その改修費用としてさらにおよそ1兆円が必要になったという試算を発表しました。
老朽化対策をめぐっては、首都高速が先月、トンネルや橋などの改修に3000億円を必要とする計画を発表したほか、阪神高速も今月27日、2000億円を投じて改修するとしています。
国土交通省は改修費を捻出するため、高速道路の料金徴収期限を2065年から50年延長して2115年までとする方向で調整していて、関連法の改正案を今国会に提出する方針です。高速道路の無料化の実現は難しくなっています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/67b0551d9cd67ce9c019b5599927ceab38bc6cb8