例えば現在都内のココイチで、ポークカレーにソーセージとロースカツをトッピングし、さらに辛さを1プラスすると、あっという間に1266円に達した。
昨年5月までだと1126円だから、値上がり幅は実に140円。
一気に12%以上の値上がりとなってしまっているのだ。確かに、ファストフードとは言い難い。

「こうした大幅な値上げの背景には、当然ながらコロナ禍による売上の減少や、ロシアによるウクライナ侵攻を背景とした物価高がありますが、さすがに客が離れると思ったのか、トッピングに、ハーフサイズという選択肢を追加。量も半分、値段も半額でオーダーできるようになりました。サイドメニューのサラダについても、少量で低価格なものを登場させています」

ところが、焼け石に水とばかりに、客足は遠のき、売上は下がる一方。2023年2月期の連結営業利益は、最高益を叩き出した2020年2月期の6割程度になる見込みだ。
さらにネットでは、「C&C(都内にあるカレーチェーン)ならロースカツカレーが740円。その方が安く済む」「(牛丼屋チェーンの)松屋のビーフカレーの方が680円で味噌汁も付くのでお得感ある」といった、同業他社への“転向”を仄めかす文言までが数多く並んでいる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f02afe209238743424cd8a9749c3e152e07d90cb