在日ミャンマー人が大阪でデモ行進 クーデターから2年、弾圧に抗議

ミャンマー国軍によるクーデターから2年になる1日、大阪市中心部で在日ミャンマー人らが、国軍による支配や国民の弾圧に抗議してデモ行進した。

関西各地や名古屋市などから約90人が大阪市北区の中之島公園に集まった。主催者代表の小川モモウさんは日本政府に対し、国軍に強い姿勢で臨むことや、民主派による国民統一政府(NUG)を正当な政府と認めることを訴えた。

参加者らはその後、大阪市の中心街をデモ行進しながら、ミャンマー語、日本語、英語で「ミャンマーに自由を」「軍事独裁体制を廃止しろ」などと叫んだ。沿道から手を振る人の姿も見られた。

大阪府枚方市から来たタンレンウさん(32)は、クーデターの後、3人の親しい友人が殺害されたり行方不明になったりしたという。「国に帰れば捕まるので帰れない。日本でできるだけのことをしたい」と話した。

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