ホンダの燃料電池、トラックや非常電源用に販売拡大…FCV向けは伸び悩む

 ホンダは2日、水素で走る燃料電池車(FCV)の関連事業を拡充すると発表した。FCVの技術を使った発電システムをトラックの駆動用や非常電源向けに販売拡大し、同システムの販売数を2020年代半ばに2000基、30年代後半に数十万基まで拡大する目標を示した。

 水素と酸素で発電する燃料電池は、電気自動車(EV)に搭載されるリチウムイオン電池と同様に、二酸化炭素(CO2)を排出しない動力源として注目される。

 一方、水素供給網の課題から燃料電池の普及は伸び悩む。複数の燃料電池を組みあわせると、高出力な電力を供給できる点に商機があると見て、大型車や建設機械、災害時の非常用電源などとして導入拡大を図る。
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