佐賀大学周辺の暴走行為、首謀者とみられる23歳男逮捕 そそのかした疑い

 佐賀市の佐賀大周辺などで昨年5、6月にあった暴走行為に関し、県警交通指導課などは31日、道交法違反(共同危険行為教唆)の疑いで、鹿島市常広、無職の男(23)を逮捕した。県警は一連の暴走行為の首謀者とみて捜査している。

 逮捕容疑は昨年6月5日午前1時20分ごろから同午前3時10分ごろまでの間、佐賀市の歩道で、少年1人に「絶対走れよ」と指示し、少年6人が同午前4時ごろにバイク3台で交差点を旋回するなどの暴走行為をするようそそのかした疑い。認否を明らかにしていない。

 一連の暴走行為は昨年5、6月に発生した。同5月21日午前0時45分ごろ、同市本庄町本庄の交差点などで、少年らがミニバイク3台で、消火器を噴射しながら旋回。2週間後の6月5日午前0時10分ごろには、同市赤松町の交差点などで、少年らが全身スーツを着用し、バイク3台で走行しながら鉄パイプのような棒を振り回し、花火を打ち上げるなどした疑いがあり、県警が捜査している。

 当時、現場周辺には約500人のやじ馬が集まり、110番は25件、佐賀北署と佐賀南署への通報は約60件あった。

 2件の暴走行為では、男を含め少年ら20人が逮捕されている。
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