「2023年は『丙(ひのえ)』、つまり南南東のやや南の方角が恵方となります。食べている間は願い事をしながら終始無言。これも鉄則です。

丸かぶりする理由は、福を巻き込んでいるとされる巻き寿司を切らずに食べることで、〈福が切れない=福を得る〉ことができると考えられてきたためです。


そもそも恵方巻きは、縁起のいい7種類の具材を太巻きにしたものです。巻き寿司にすることで「福を巻き込む」という願いが込められています。

また、その年の縁起の良い方角(=恵方)を向いて、切らずにそのまま食べることで「縁を切らない」「縁起をかつぐ」という意味もあります。

また、食べる時間は節分の日であれば、気にすることはありません。醤油をつける、つけないも好みで大丈夫です。立って食べるか、座って食べるかも決まりはないと思います。

小食の方は大変かも知れませんが、1本完食。これも原則です」(北野さん)

恵方巻きを口から離さず最後まで食べ切るのがよいとされています。もし、恵方巻きを口を離してしまうと、その離した部分から幸福が逃げていくといわれています。少し大変なルールですが、丸かぶりでいきましょう。

笑って食べる!?
これは、笑いながら食べるというわけではありません。恵方巻きを食べる前に、にこっと笑ってから食べるというルールです。「笑う門には福来る」という言葉にもあるとおり、笑うことで、邪気を払うという意味があるそうです。

目をつぶってお願い事をしながら
恵方巻きを食べるときには、目をつぶります。そして、心の中で願い事を唱えながら食べるようにしましょう。このとき、声を出さないようにしてください。恵方巻きは、声を出さず、黙って食べるのがルールです。

醤油のつけ方にもルールが!
恵方巻きは、醤油をつけるのは、食べる前の一度だけにします。これは、口から離さず最後まで食べないといけないためです。

2回目以降に醤油をつけようとすると、口から恵方巻きが離れてしまい、幸福が逃げてしまうといわれています。

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