米ハーフムーンベイの銃撃事件、犯人は100ドルの修理費に怒っていた=検察

米カリフォルニア州の検察当局は30日、ハーフムーンベイ市で7人が死亡した銃撃事件の犯人について、
職場での100ドル(約1万3000円)の支払いについて怒っていたと発表した。

サンマテオ郡のスティーヴ・ワグスタフ地区検察官は地元メディアに対し、ザオ・チュンリ被告(67)は職場で、
フォークリフトと同僚のブルトーザーの修理費をめぐり口論をしていたと認めた。

ワグスタフ検察官はさらに、CNNなどの取材で、ザオ被告が司法当局に対し、
この修理費の件が犯行に至る「ろうそくに火をつけ」たのかもしれないと話していると述べた。

ザオ被告は現在、7件の殺人と1件の殺人未遂容疑で勾留されている。2月16日に初出廷予定。
罪状認否はまだ行っていない。

勾留中に地元テレビ局KNTV-TVの取材に応じたザオ被告は北京語で、
自分は職場で長時間労働といじめにあっていたが、抗議しても無視されていたと話した。

ザオ被告は中国出身で、アメリカの永住権(グリーンカード)を持ち、11年在住していると取材に答えた。

https://www.bbc.com/japanese/64461921

犯人のザオ・チュンリ(67)
https://ichef.bbci.co.uk/news/800/cpsprodpb/22A2/production/_128466880_b77e8408db28548d2c05deedde45b3c4a8ab33be0_144_4769_26841000x563.jpg
https://ichef.bbci.co.uk/news/800/cpsprodpb/FE05/production/_128392056_mediaitem128392054.jpg