被告人は20代の大阪府警の元警官(起訴後に懲戒免職)。がっしりした体つきと精悍な顔立ちをしており、元警察官という肩書になんら疑問を抱かない。しかし、犯行態様とその結果は悲惨なものだ。
被告人はインスタグラムを通じて、14歳(以後、A)、15歳(以後、B)の男児に対し、それぞれ18歳未満であることを認識しながら知り合い、被告人車両内にて被害者の陰茎を口淫、手淫など行い、その様子を動画撮影していた。
Aは事件のショックから、PTSD、適応障害などと診断されたという。通院している病院と「投薬を続けること」と「死なないこと」を約束する誓約書を結んだとする検察官からの証拠から、Aに与えた大きな衝撃が伝わる。一刻も早い被害回復が望まれる。
被告人質問において、年下の未成年に性的興味があった点と、依存症を専門としているクリニックに通っていることなどを証言した。2件の事件について、Bに関しては被告人から誘ったとしたものの、Aに関しては「Aから誘ってきた」と当時を振り返りつつ、「それでも成人である私が断るべきであった」などと反省の弁を語った。
しかし、この点について検察官から指摘が入った。
検察官「未成年の児童に今回のような行為をしてはいけないのは何故だと思いますか?」
被告人「大人と違い知識が乏しいから、同意があるかはっきりとわからないからだと思います」
検察官「先ほど『Aから誘われた』と言ってましたが、それはどういうことですか?」
被告人「僕のプロフィール欄(同性の性的パートナーを募集する内容)を見た上で、ダイレクトメッセージを送ってきたので」
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