公共インフラ「着工できない」 物価高で入札不成立

自治体施設の建設工事の入札不成立が相次いでいる。資材価格や人件費の上昇などを背景に、自治体が決める落札価格の上限である予定価格では採算を確保できないとして、事業者が応札を見送っている。工事ができずに開業時期が遅れる観光施設も出てきており、地域経済の新型コロナウイルス禍からの回復に水を差す恐れがある。

石川県加賀市は1月に予定していた北陸新幹線・加賀温泉駅の高架下施設の工事入札を中止した。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC103KH0Q3A110C2000000/