英ギネスワールドレコーズ社は2日、ポルトガル中部レイリアの村に暮らす30歳の雄犬「ボビ」を「存命する世界最高齢の犬」として認定したと発表した。

同時に「史上最高齢」の記録も更新。これまで史上最高齢だったのは、1939年に29歳5カ月で死んだオーストラリアの犬だった。

 92年5月生まれのボビは、ポルトガル原産の「ラフェイロ・ド・アレンティジョ」という犬種で、平均寿命は12~14歳とされる。飼い主のレオネル・コスタさん(38)は、ボビの長生きの最大の秘訣(ひけつ)について、都会から離れた「静かで平和な環境」にあると指摘。ひもや鎖でつながれたことはなく、自宅近くの森や農地を自由に歩き回っていた。また、食事はいつも家族と同じ食べ物を、水に浸して調味料をなるべく取り除いた状態で与えていたという。

 2018年に入院した以外はほぼ病気などすることなく過ごしてきたボビだが、最近は歩行が困難になり、視力も低下。1日の大半を庭で4匹の「猫友達」と一緒に過ごしている。 

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