斎木陽平さんが、Clubhouseでゲイをカミングアウトするまで
https://withnews.jp/article/f0210206002qq000000000000000W0fp10701qq000022506A

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斎木陽平さんは、『Loohcs高等学院』の発起人で、AO推薦入試専門塾『Loohcs志塾』塾長をしている。また『高校生未来会議』の発起人でもあり、『18歳選挙権実現運動』では、その精力的な活動によって政治や社会問題に関心がある人の中では有名人だ。そして、何かと世間を騒がせている。それは、斎木陽平さんが安倍晋三さんの親戚であるのも1つの理由だ。

そんな斎木さんが、自身がゲイであることをカミングアウトしたのは2月1日の正午だった。

ここ最近ClubHouseが流行を始めた。そして、ClubHouseを開けば、社会問題を語るルーム(=場所)で必ずといっていいほど斎木さんが、その場を仕切っていた。

でも、その日、力強く話すいつもの斎木さんの声はなかった。涙ながらに何かを語っていた。途中から聞いていたのだが、どうやらゲイであることをカミングアウトされている様子だった。そして、文字通り”泣き喚きながら”過去の苦悩を赤裸々に語っていた。

斎木さんは、AO入試で「政治家になりたい」と志望理由書(就活の際のエントリシートのようなものに相当)に書いて慶応大に合格した。

AO入試の出願書類の一つである自己推薦書(就活時の自己PRに相当)には、親戚である安倍晋三さんが登場している。受験時代に、入試のためにも、将来のためにも、政治家の話を直接聞く機会が欲しいと両親に話すと、「なら地元の安倍晋三さんに相談してみる?」と言われ、第一次安倍政権退任後であった安倍さんに会うことができたそうだ。自己推薦書には、安倍さんとの2ショット写真がバッチリと掲載されている。

でも彼は、その経験こそが重圧やプレッシャーとなっていたと赤裸々に語っていた。

「自分が政治家になるからには、憧れの安倍さんが所属する自民党から出るものだと思った。自分がゲイだとバレたら、自民党からは出馬しにくいのではないか。不安になり、絶対に隠さないといけないと思い続けていた」という。

(後略