ウクライナのゼレンスキー大統領は9日、ブリュッセルで開催された欧州連合(EU)首脳会議に初参加し、
一部のEU首脳がロシアによる侵攻に対抗するためにウクライナに航空機を供与する用意があると語ったと明かした。

記者会見で「欧州はウクライナが勝利するまでわれわれと共にある。
複数の欧州首脳から航空機を含む必要な兵器や支援を提供する用意があると聞いた」と表明。
「今、複数の二国間会談を行っている。われわれは戦闘機や他の航空機に関する問題を提起する予定だ」と述べた。

航空機を送る意思を示したEU加盟国について具体的には示さなかったが、「ある種の合意があった。公にはなっていないが、前向きなものだ」とした。

さらに、ロシアのミサイル製造能力を抑制するため、IT分野を含む対ロシア制裁を強化するようEUに要請した。

EUのミシェル大統領は「われわれは今後数週間から数カ月が決定的に重要であることを理解している。
広い視野を持ち続け、最大限の支援を提供し続けなければならない」とし、
ゼレンスキー大統領は「大砲、軍需品、防衛システムなど今何が必要なのかをわれわれに正確に伝えた」とした。

https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-eu-zelenskiy-jets-idJPKBN2UJ1EP