なぜ、『特攻の拓』は人気があるのだろうか。実際の暴走族やヤンキーが嫌いという人でも、『特攻の拓』のファンは多いのだ。魅力は尽きないが、強いて挙げるとすれば、個性が強すぎるキャラクターたちと独特のセリフだろう。作中の名言の数々はネットで定着しており、作品を読んだことがなくても聞いたことがあるセリフが多いのではないだろうか。
「“待”ってたぜェ!! この“瞬間”をよォ!!」
「“事故”る奴は・・・・“不運”(ハードラック)と“踊”(ダンス)っちまったんだよ・・・・」
「テメー“ベコベコ”にしてやるよォ!!」
「気合いブリバリだあ!!」
「あんまチョーシくれてっと ひき肉にしちまうよ!」
「!?」
「オレが手に入れてやる・・・・! その“領域”・・ “スピードの向こう側”を・・!!」
ネット住民なら、一度は見た&聞いたことがあるセリフがひとつはあったのではないか。これらの元ネタはすべて『特攻の拓』なのである。登場する不良全員のキャラクターが立っているため、独特のセリフが生まれるのだろう。そして所十三のインパクトのある絵が、その魅力を高めているのだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0713bfe457aa135ead4fd845d75f5285fe26d983