https://news.yahoo.co.jp/articles/45f82f4a47968b968bbc2fa3388a05f5154efa1a

過酷状況で崩れ落ちた姿に「なんという根性だ」と米記者が脱帽。日本ペア初Vの“りくりゅう”に海外からも感嘆の声!

現地2月11日、アメリカはコロラドで行なわれているフィギュアスケートの四大陸選手権は、ペアのフリースケーティング(FS)を開催。ショートプログラム(SP)首位の“りくりゅう”こと三浦璃来、木原龍一(木下グループ)組が137.05点、合計208.24点をマークし、同種目で日本勢初となるタイトルを手にした。
標高1800メートルの高地で行なわれている今大会は、空気が薄く息も切れやすいシビアな環境下が選手を苦しめていた。しかし、最終滑走で登場した二人は、大きなミスなく演技をまとめ、グランプリ(GP)ファイナルのチャンピオンとして堂々たる滑りを見せつけた。演目が終わると木原は膝から崩れ落ち、リンク上でしばらく動けず。全てを出し切っての勝利だった。

 この結果を受け、カナダ紙『The Globe and Mail』の元記者で現在、スポーツジャーナリストとして活動しているベバリー・スミス氏は、自身のツイッターで「2位のチャン/ハウ(米国)組に約7ポイントと少しの差をつけて優勝だ。彼は苦しんでいたが、なんという根性だろう」と木原が見せた気迫のスケーティングを称賛した。

 さらに、海外のフィギュアスケートメディア『Golden Skate』は、金メダルを掲げた二人の写真を掲載するとともに、「日本勢初の四大陸ペア優勝だ」とコメント。そして米専門誌『IFS Magazine』も、「ミウラ、キハラが四大陸選手権で初タイトルを手にし、勝利の道を歩み続けている」と反応しており、“りくりゅう”の止まらぬ勢いに驚きを隠せないようだ。

 これでGPファイナル、四大陸選手権の頂点に立った三浦、木原組。同一シーズンの主要国際大会を全て制す「年間グランドスラム」まで、あとは、3月にさいたまスーパーアリーナで開催の世界選手権を残すのみとなった。

 日本フィギュアスケート界の歴史を塗り替えるペアは、果たして次にどのような景色を見せてくれるのだろうか。