【カフラマンマラシュ共同】トルコ南部を震源に発生した大地震で、トルコと隣国シリアの当局などによると、両国で確認された死者は12日、計3万3千人を超えた。


https://news.yahoo.co.jp/articles/802434b46e7bde1fe074f89241c2b97170f39c1b

【AFP=時事】国連人道問題調整事務所(OCHA)のマーティン・グリフィス(Martin Griffiths)事務次長(人道問題担当)は11日、マグニチュード(M)7.8の地震が襲ったトルコを訪問し、地震の犠牲者は現時点で確認されている数の2倍以上になるとの見通しを示した。
この日までの集計では、トルコ、シリア両国の死者は計2万8000人を超えた。

 トルコ国営アナトリア通信によると、南部ハタイ県では損壊した建物から略奪をした疑いで少なくとも42人が捜査を受けた。
治安当局は少なくとも40人を逮捕し、銃やライフル、宝石類、銀行カードなどを押収した。同県では支援者を装って被災者向けの食料を略奪しようとした疑いでも2人が逮捕された。

 西部イスタンブールでは、南部ガジアンテプ県の被災者に電話をかけて金をだまし取ったとして少なくとも6人が逮捕された。他にも各地で強盗などの容疑による逮捕者が相次いだ。

 ドイツの公共放送ドイチェ・ウェレなどによると、ハタイ県でグループ同士の衝突が発生しているとして、ドイツの援助団体などは11日、同県での活動を一時停止した。
団体はこの状況について「食料不足や水の供給問題に起因している」と述べた。オーストリア軍の報道官も治安状況の悪化で活動を一時中断したと明らかにした。
その後、トルコ軍が治安維持に乗り出したため、救助活動は再開可能になったという。