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日本の国会議員数は710名(衆院465名・参院245名)ですが、3人に1人が世襲議員です。

衆院の自民党に限れば4割が世襲なので、石を投げれば大抵当たるでしょう。

それほど日本は、世襲議員だらけなのです。

米国では、上下両院議員で5%以下の世襲比率です。

ここでいう世襲議員の定義は、議員本人と配偶者の3親等内に国会議員、地方議員、地方首長などがいた場合です。

世界でも突出して、世襲議員の比率が高いという「奇観」を呈しているのが、この日本なのです。

総理大臣の世襲率は70%
世襲議員は当選しやすく、若くして選ばれるため、政権与党内でも早く出世できます。世襲議員同士の身びいきや、親の七光りもあって、注目度も高くなりがちです。もちろん、見識や能力、適性といったことは、へったくれも問われません。

「一族」の保身と利権の維持が第一義の目的となっているわけで、「家業」としての政治家継承ですから、政治への志(こころざし)そのものが異質性を帯びています。

社会人としてのスタートからして、自力で道を切り開くことなく、端(はな)から一般国民をなめている存在なわけです。