波紋を呼んだ国産AIイラストサービス「mimic」正式版リリース 批判受け全機能停止、ベータ版を経て
https://news.yahoo.co.jp/articles/d403b1ec021f26d84683c313cefc84999dbbb14d
AIイラストメーカー「mimic」の正式版が、2月15日(水)にリリース予定であることが発表された。

【画像】イラストAI「mimic」で学習した画像と元画像の比較

現在使用できるベータ版のデータは、正式版のリリース後も削除されることはなく、作成済みのイラストメーカーは引き続き利用できる。

正式版には検索やリクエスト機能が実装
正式版に追加される機能としては、以下の4つが公式Twitterで発表されている。

・クリエイター様の一覧機能
イラストメーカーを作成済みのクリエイター様を一覧にて探せる機能です。

・リメイクイラスト投稿機能
イラストメーカーが作成したイラストを元にクリエイター様がリメイクしたイラストを投稿できる機能です。投稿したイラストはmimic上で他の利用者様へ公開される形になります。

・サブスクリプション機能
サブスクリプションに加入することでイラストメーカーを最大5個まで作成・保持できる機能です。1個のイラストメーカーは最大500枚までイラストを作成することが可能です。

・広告機能
サービスの継続運用を目的にmimic上に広告を掲載予定です。「mimic」公式Twitterから

また、ベータ版では最大2個のイラストメーカーを無料で作成可能だったが、正式版ではこれが1個になることが併せて発表されている。

国産のAIイラストサービス「mimic」
AIイラストメーカー「mimic」は、アップロードするイラストの画風・絵柄を学習し、描き手の個性を反映したイラストメーカーを作成できるサービス。

2022年8月29日にベータ版がリリースされ、国産のAIイラストサービスとして一躍注目を集めることになった。

ただし、“他人の作品を学習させたイラストメーカーの使用”が懸念され、批判も集めたことにより、運営するラディウス・ファイブ社がリリース翌日の8月30日に全機能を停止。

先んじて公開されていた海外発のAIイラストサービスの「Midjourney」や「Stable Diffusion」に追随するサービスとして期待された面もあったが、同年11月にユーザーの審査などを前提にしたベータ版2.0がリリースされるまで停滞せざるを得なかった。

なお、リリース時の反響とその後のサービス停止までに起こった出来事、またはベータ版2.0のリリースに向けた改善の方向性について、ラディウス・ファイブ取締役の渡部玲児さんに聞いたインタビューがKAI-YOU.netで公開されている。