9日、再稼働に必要な審査が長引いている北海道の泊原発3号機を、原子力規制委員会の委員らが視察し、北電の説明に苦言を呈しました。

泊原発を訪れた委員らは、津波対策のため新たに設置される防潮堤の予定地などを確認しました。

2012年から停止している泊原発をめぐっては、北電の安全対策などの説明が不十分とされていて、再稼働に必要な審査が長引いています。

原子力規制委員会 杉山智之委員・「国民に説明できるだけの情報を示しているかどうか。北電の認識というか覚悟の問題だと思います。」

北電は、最初に再稼働を目指す3号機の審査に必要な説明を、9月までに終える想定でしたが、対策に時間がかかるとして見直す考えです。

https://www.htb.co.jp/news/archives_19031.html