共産党で党首公選を行うように求めている現役党員の松竹伸幸氏(67)が、党の規約上最も重い「除名」の処分を受けた問題をめぐる波紋が広がり続けている。

新聞各紙が左右を問わず共産党を批判する珍しい事態に発展し、共産党側は記者会見や機関紙「しんぶん赤旗」を通じて激しく応戦している。志位和夫委員長は、共産党を支持基盤に7期28年にわたって京都府知事を務めたことで知られる蜷川虎三氏の「反共は戦争前夜の声」という言葉をツイート。ほぼ同時期に松竹氏は「変なウワサが流れてますが反共転落されませんように」と書かれた、脅迫ともとれる内容のはがきが自宅に届いたことを明かしている。