将棋の羽生善治九段(52)が14日、東京・将棋会館で、第81期名人戦B級1組順位戦で横山泰明七段(42)と対局し、96手で勝利した。今期30期ぶりにA級から陥落した羽生は、1期での復帰こそ逃したが5勝6敗とし、1局を残して3枠ある降級を回避して残留を決めた。

14日は27年前の1996年、山口県下関市での本社主催・第45期王将戦7番勝負第4局で谷川浩司王将に開幕4連勝し、当時の全7冠を史上初めて独占した記念日。今年度30勝目(16敗)の節目でもあり、2017年度の32勝(22敗)以来5年ぶりに大台へ到達した。昨年度は14勝24敗と85年度のデビュー以来初めて負け越したが、復調気配が際立っている。

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