NPO法人「難病患者支援の会」(東京)の臓器あっせん事件で、NPO理事長の菊池仁達(ひろみち)容疑者(62)が昨年5月、ベラルーシへの渡航が決まった患者男性について「あと2000万出さないと(移植の仲介を)やらない」「金だけ取ればいい」などと発言していたことがわかった。男性は最終的に移植費用として約8500万円をNPOに支払っており、警視庁はNPOに多額の利益があったとみている。
読売新聞は、菊池容疑者とNPO関係者が昨年5月下旬、この患者男性について話した会話の録音記録を入手した。
録音記録によると、菊池容疑者は患者側から苦情を寄せられることがあったなどと明かし、「じゃあ降りる(移植の仲介をやめる)って言ったら黙っちゃって。悪いけど、あと2000万円出さないと俺はやらないよって言ったら、プラス2000万円振り込んできたよ」などと発言。さらに、「ほかに(海外移植を)やるところがないじゃん。うち以外に。俺が降りていいのかよって。もっと脅かしてやろうかと思ったけど、金だけ取ればいいからさ」とも話していた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ca9295ba215d0d10562cb1b903c713403c25e59