ずっとこの時を待っていたのかもしれない。
ある日の放課後。
忘れ物を取りに教室に戻ると、そこには何故か幼馴染の同級生が裸の姿で待っていた。
「これ、取りに来たんでしょ。」
忘れて取りに来たはずの定期入れを、
なぜ彼女が持っているんだろうか・・・
いいや、そんなことはもはやどうだっていいんだ。
放課後のチャイム、
セミの鳴き声、
体育館から聞こえる部活の音、
ずっと自分を制御していた何かが、真夏の暑さでアイスクリームの様にドロッと溶けて無くなっていくのを感じる。
「もう俺、我慢できねぇや。後悔したって遅いゾウ」
パオパオえっちなひと夏が、今始まる。
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