https://toyokeizai.net/articles/-/651850
異動に納得できる?「人事ガチャ」のハズレの確率
納得する人・そうでない人の割合を数字で見る
一般社員の異動配置については、人事部へのヒアリング調査と同時に別途、Webアンケート調査(パーソル総合研究所「一般社員層における異動配置に関する定量調査」)も行っています。
この調査は人事部だけでなく一般社員の皆さんにも回答いただいているものです。異動を命じられる側の社員は、会社主導の人事異動をどう捉えているのでしょうか?
異動に対して条件ナシで従う人は4割
会社指示での職種変更や事業部門変更を伴う異動に対して、「希望条件に合わなければ拒否する」「拒否できないのであれば退職や転職を検討する」という人が約2割です。条件なしで「会社指示なので従う」という人は4割強にすぎません。
また、転居を伴う異動の場合は、拒否意向を持つ人が3割に増え、無条件に従う人は4割を下回ります。
これは「人事異動を提示されたらどうするか」という仮定の質問への回答ですが、実際に会社主導の人事異動を経験した人はどう思っているのかを見てみましょう。
下図を見てください。会社主導の人事異動経験者のうち「異動をポジティブに受け取っている人」は7割です。もう少し詳しく見てみると、「納得してポジティブに受け取っている人」が6割強、「納得していないがポジティブに受け取っている人」が1割弱です