「週刊文春」2月9日発売号 ではNHO傘下の東京医療センターにおける看護師の大量退職や労働基準法違反の疑いなどを報じたが、同グループの病院では妊娠や出産、育児に関する配慮も見られないという。
東京医療センターの看護師が証言する。
「妊娠したので夜勤の免除をお願いしたら、『こんなに人が少ないのに?』と断られました。免除になるのは流産経験がある人や切迫早産で診断書をもらっている人くらい。午前1時15分までの準夜勤をずっとやらされ、終わるのは結局早くて2時、長いと4時。それを妊娠8カ月までやっていた。本当に体調はギリギリでした……」
夜勤などの長時間労働は妊婦の早産や流産の可能性を高めるとされ、労働基準法でも「妊婦が請求した場合、夜勤に従事させてはいけない」と定められている。
「でも、そんなの関係ありません。夜勤免除をスムーズに取れた人は聞いたことがない。出産ギリギリのお腹の大きい状態で、深夜や明け方まで働いているんです」(福岡東医療センター看護師)
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2aa2a1ba5ba1753293624f5a70779ccf1a53521