政府、日銀総裁事前報道で陳謝 情報漏れは否定
松野博一官房長官は16日、衆参両院の議院運営委員会理事会に出席し、次期日銀総裁に植田和男氏を充てるなどの人事案が国会提示前に報道されたことについて、関係者からの情報漏えいは確認されなかったとする調査結果を報告した。
松野氏は「報道が出たことは遺憾だ。今後しっかり情報管理に努める」と陳謝した。
調査は、事前に情報を知り得た首相官邸、財務省、日銀の関係者14人と正副総裁候補者3人の計17人を対象に聞き取りを行った。その結果、報道機関を含む第三者への情報提供や資料管理の不備による情報漏えいはなかったと結論付けた。
政府は14日に人事案を国会に提示。候補者への就任要請は、報道各社が人事案を一斉に報じた10日ではなく13日だったと説明した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d9f69d2f843951a0a65507f4500efc324390ec4