2023年02月17日
ガス給湯器から電気給湯器に2027年までの移行を義務化する法律がアメリカで制定される予定
アメリカ・カリフォルニア州のサンフランシスコ・ベイエリアで、大気汚染の観点から、2029年までにすべての住宅からガス給湯器を撤廃し、電気給湯器に交換する法律が2023年3月に採決される予定です。この法律によって、サンフランシスコ・ベイエリアでは2023年3月からガス給湯器の販売が事実上違法となり、住宅の給湯器は順次電気給湯器に交換することが求められます。
2023年3月に採決される予定の法律は、2027年までにすべての新築住宅で電気給湯器を設置し、2029年までに暖炉の代わりにヒートポンプ式の暖房を設置することを規定します。さらに、既存の住宅に設置された古いガス給湯器が故障した際にも同様のスケジュールで電気給湯器に交換することが求められます。
ガス給湯器から発生する窒素酸化物(NOx)は、光化学スモッグやぜんそく、心血管疾患などの健康問題に関連する化合物で、大気汚染や温室効果、オゾン層の破壊につながると考えられています。
https://gigazine.net/news/20230217-outlaw-gas-furnaces-water-heaters/