富山市にある高朋高校の硬式野球部でコーチの男性が部員に平手打ちをするなどの体罰を行ったとして、日本学生野球協会はこのコーチを4か月間の謹慎処分にしたと発表しました。
日本学生野球協会と高朋高校によりますと、硬式野球部でコーチを務める36歳の男性教諭はおととしの5月、野球部の寮で当時2年生だった部員が消灯時間を守らなかったため注意した際に、相手の態度に腹を立て顔を3回平手打ちしたうえ腹部を足の裏で押さえつけたということです。
また、この男性コーチは去年11月、1年生にボクシングのような行為を強要した別の2年生の部員に対して「お前はチームにとっていらない」と言ったうえ、その後も反省の態度を示さなかったとして「荷物をまとめて地元へ帰れ」などと言ったということです。
複数の保護者からの相談を受け学校が詳しく調べた結果こうした事実が判明し、日本学生野球協会は体罰と暴言にあたると認定してこのコーチを去年11月以降4か月間の謹慎処分にしたと発表しました。
高朋高校の硬式野球部では、おととしにも部員に体罰を行ったとして監督が1か月間の謹慎処分を受けています。
今回の事態を受けて高朋高校は「処分を受けたことを重く受け止め再発防止に努めたい」としています。v
https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20230201/3060012512.html