https://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990525/3dfx.htm
米3dfx Interactiveは、Voodoo3シリーズの最上位チップを搭載した「Voodoo3 3500 TV」を7月に米国で発売する。小売価格は249ドル。日本での発売時期は未定としているが、米国の発売から数週間後としている。日本での価格は未定。
また、同社はアジア太平洋市場の事業拡大の一環として、100％出資子会社スリー・ディー・エフエックス株式会社を設立し、OEMへの窓口を開設し、6月から事業を開始する。なお、Voodoo3シリーズの日本語版は、日商エレクトロニクスが販売総代理店となる。日本語版の価格は、Voodoo3 2000が19,800円、Voodoo3 3000が27,100円。
Voodoo3 3500 TVは、3D/2D機能に加え、DVD再生やTVなどのマルチメディア機能を統合した。ボード上には183MHz駆動のVoodoo3ビデオチップと16MBのSDRAMを搭載する。最大解像度2,045×1,536ドット。AGP版（AGP 2Xモード対応）とPCI版が用意され、OSはWindows 95/98に対応する。3D APIは、Glide、DirectX 6、Open GLに対応し、最大800万ポリゴン／秒、最大366MTexels/秒の描画能力を持つ。
また、リアルタイムMPEG-2エンコード／デコード機能を備え、ビデオ入出力端子（S-Video、コンポジット）、オーディオ入出力端子を備える。これにより、DVD-Videoの再生が可能なほか、搭載されるTV/FMチューナーから番組予約録画などもできる。
発表会で、グレゴリー・バラード社長兼CEOは、「当社はこれまでPC小売市場やPC OEMで成功を収めてきた。これからは、モバイルやセットトップボックス、統合機器でも3Dが使われるようになるだろう」とし、PC製品以外への進出を明らかにした。また、E3で発表されたと噂されている次世代Voodooに関しては、「そのような事実はないが、当社では夏の終わり頃に新製品の発表を予定している」とした。
