ジャーナリストの櫻井よしこ氏(77)が19日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。中国人の30代女性が交流サイト(SNS)で沖縄本島北方の無人島、屋那覇島土地を購入したと主張していることについて言及した。
女性の投稿は、中国で「領土が増えた」などと注目を集めた。中国メディアに対し、親族の会社名義で島の土地を購入したと説明しており、登記上の所有権移転の記録と一致している。登記によると島の一部は2021年2月から東京の中国ビジネスコンサルティング会社が所有。島がある伊是名村役場によると島全体を占有したわけではなく、所有しているのは5割程度。島は私有地と村有地が混在し、砂浜の大部分は村有。島は一般客らの釣り場やキャンプ地となってきた。以前の投稿動画にはコンサル会社宛ての封書も映っていた。この登記上の所有者と同名の会社は公式サイトで「屋那覇島を取得」「リゾート開発計画を進めております」としている。松野博一官房長官は13日の記者会見で、安全保障上重要な施設や国境離島を対象とする土地利用規制法の対象外だとの認識を示し「領海基線を有する国境離島、有人国境離島などに該当するものではなく、法律の対象とならない」と述べている。
櫻井氏は「相互主義が基本」と言い、「相互主義を踏まえた上で、われわれは貿易立国でもありますからやらなきゃいけないんですが、相互主義は土地だけに限らない。例えば人権。中国は都合が悪くなると、日本人をいきなり逮捕してスパイの容疑をかけて濡れ衣き着せる。無実の罪に服している人たちが少なからずいる。このようなことに対しても日本国政府はほとんどなすすべがないわけですから、人権についても相互主義ということ」と指摘
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