https://news.mynavi.jp/techplus/article/20230214-2591743/
千葉大学は2月13日、さまざまな表情画像の観察で生じる感情反応が視覚の時間精度(短時間に処理できる能力)に及ぼす影響を調べた結果、画像を観察することで感情反応が生じた際に物事がスローモーションに見えるという現象が生じることが、改めて確認されたことを発表した。
同成果は、千葉大大学院 融合理工学府の小林美沙大学院生、同・大学院 人文科学研究院の一川誠教授らの研究チームによるもの。
詳細は、バーチャルリアリティや視覚芸術なども含めた知覚研究に関する幅広い分野を扱うオープンアクセスジャーナル「i-Perception」に掲載された。
交通事故の瞬間や高所から落下する瞬間などの突発的に生命の危機に関わるような窮地に陥った時に、物事がスローモーションのように見えたという体験をしたという話は枚挙にいとまがない。
また、アスリートの集中力が極限まで高まり、いわゆる「ゾーン」と呼ばれるパフォーマンスが最大限に発揮できる状態に入った場合にも、同様の体験がよく報告されている。
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