認可保育園で園児閉じ込め、首や頬押さえる 「不適切保育」で鹿児島市が指導、虐待には該当せず
https://news.yahoo.co.jp/articles/09004666b6f73bdea88091debc4ad442cacb25ff
鹿児島市の認可保育園で2022年10月、保育士が園児を倉庫に閉じ込めたり首や頬を押さえりして、市が「不適切保育」と認定、改善指導していたことが22日、南日本新聞の情報開示請求などで分かった。
開示文書や市によると、クラス担任の保育士1人が保育時間中に指示に従わない園児1人を倉庫に連れて行き、園児を残して倉庫外に出た。施錠されておらず園児は短時間で自ら外に出た。
それ以前にも、園児同士のトラブルが起きた際、同じ保育士が同じ園児に対し、首を押さえる、頬をつかむなどの行為をした。
市は立ち入り調査、関係者への聞き取りなどから「物事を強要するようなかかわり、罰を与える、乱暴なかかわりがあった」と認定。「虐待」については、自力で外に出られたことなどから「非該当」とした。
市は園を運営する社会福祉法人に対し、20日付の文書で、施設を利用する園児の心のケア、保護者への丁寧な説明をすること、改善計画を報告することなどを求めた。
同法人は22日まで南日本新聞の取材に応じていない。
開示文書によると、同保育園は2007年開設。園児数は82人。職員24人。