中身を読めない怠惰さを捨てろ

 ネトウヨがこのように問題のある論文をありがたがるのはひとえに、
彼らが論文の中身を理解する労力を惜しみ、査読論文であるというラベルにのみ縋りついているからです。

絶対に中身を読まないので、いくら査読論文でも、中身がクソであればクソだという常識的な判断に行き着くことがありません。

 こうした知的怠惰さはネトウヨの跳梁跋扈の原因であり、日本の言論シーンの衰退の主要因であると言っても過言ではないでしょう。

極右論壇が商業誌の記事まで「論文」という呼称で呼ぶのは、
論文という存在そのものが持つ信頼性にフリーライドすることで、
中身を碌に読まないネトウヨからの信頼を得るためにほかなりません。