https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00160/022000343/

デルのトラベルマウス「MS700」、平たくして持ち運ぶギミックの使い勝手を確かめた

 自宅とオフィスの往復や出張、旅行などでノートパソコンを持ち出すとき、一緒にマウスを持ち歩く人は多いはずだ。しかしマウスは案外かさばるもので、ビジネスバッグの中で邪魔になりがちだ。モバイル向けの薄型マウスも販売されているが、薄すぎて手のひらにあまりフィットせず、使い心地が今一歩だと感じる人もいるだろう。

 そうした問題を解決するために、使うときは通常のマウスの形状だが持ち運ぶときは薄型になる製品は以前から存在し、「トラベルマウス」などと呼ばれる。デル・テクノロジーズが2023年1月に販売を開始した「Dell Bluetooth トラベル マウス – MS700 – ブラック」(以下、MS700)は、そうした流れをくんだマウスだ。
MS700の特徴の一つは、本体を180度ひねることで電源のオン・オフをするギミックだ。横から見て薄い波形になっていると電源オフの状態で、厚みがないので持ち運びやすい。本体の中央部分をひねると電源がオンになり、形状は中央が膨らんだアーチ型に変わる。通常のマウスと同様、手のひらのくぼみにフィットして違和感なく使えるようになる。
 厚さは29.79mmで、ひねって電源オフの状態にすると完全フラットとはいかないものの平たくなる。薄いビジネスバッグにノートパソコンと一緒に入れやすく、衣服のポケットにも収まりやすい。重さは56.9gで、マウスとしては軽量な部類に入る。ノートパソコンと一緒に持ち運んでも、負担に感じることはないだろう。