殺人容疑で大阪の高校生を逮捕 福岡の変死体事件、防犯カメラに映像
2023年2月25日 15時12分

福岡市西区の海岸で男性の変死体が見つかった事件で、福岡県警は25日、男性を殺害したとして、大阪府内の男子高校生(17)を殺人の疑いで逮捕した。
捜査関係者への取材でわかった。付近の防犯カメラの映像解析などから、この高校生が浮上したという。

県警によると、亡くなったのは山本駿一さん(26)=住所、職業いずれも不詳=。今月17日朝、福岡市西区今宿青木の海岸で死亡しているのが見つかった。首には幅約1センチのロープが巻かれており、死因は首を圧迫されたことによる窒息死だった。

死亡推定時刻は17日の明け方ごろで、県警はこの時間帯に不審者がいなかったか、周辺の防犯カメラの映像を捜査。解析の結果、若い男が現場方向から立ち去る様子が確認されたという。

現場には山本さんのスマートフォンが残されており、県警は通話や通信履歴の解析も進めていた。

山本さんは、砂浜に設営された小型テントから上半身が外に出た状態で、横向きに倒れていた。遺体の近くには一部が使用された練炭やマッチがあった。調理をした様子はなく、酒を飲んだ跡が残っていた。

https://www.asahi.com/articles/ASR2T51Y3R2TTIPE002.html