そんな人種差別を日本で受けたことがあるのかを、日本に長年住むアフリカ系アメリカ人にインタビューした動画をアメリカ公共ラジオのNPRが公開しています。

インタビュイーにとって、日本は「今までに体験したことのない開放感を感じられる場所」だとのこと。日本ではアメリカではできなかったことができ、タクシーも簡単に捕まえられ、お店に行けば他の顧客と同様にサービスを受けられることが新鮮だったそうです。

あるインタビュイーは、日本における黒人やアフリカ系アメリカ人の見方として、「テレビの影響が大きい」と語ります。
黒人だからという理由で変なことを聞かれたり、勘違いされたりした経験もあるそうですが、そのたびに丁寧に間違いを訂正してきたと語る人もいます。
ある人は「たいていの場合、分かってもらえます。日本の場合は無知が原因なことが多いですが、無知は打ち砕くことができます」と主張します。
日本における差別意識についても、ある人は「黒人だからといって差別されていると感じたことはありません。『外人だから』ということで差別を感じることはありますが」と意見しましたが、一方で「日本では人々が敬意を持って接してくれると感じます」と語ります。
また、「黒人を見たことがないという理由で視線を集めることはありますが、ただ一つ違いはというと、誰かが僕を見た時に人々の目に憎しみがないということです」と語る男性も。

https://gigazine.net/news/20230225-living-while-black-in-japan/