カオナシの正体は承認欲求?『千と千尋の神隠し』再考「私が欲しいものは、あなたには絶対出せない」 [474314982]
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カオナシの正体
欲といえば、黒い半透明の身体にお面をつけた異様な生き物・カオナシにも言及したい。彼は自我を持たず、他の存在を体内に取り込むことによって喋(しゃべ)ったり意思表示をすることができる。彼は中盤で千尋に優しくされてから彼女に執着するようになり、千尋の欲しいものはなんでも出す、といった姿勢を見せる。しかし千尋はそれに応じないのだった。
「欲しくない、いらない」
カオナシの正体とはいったい何なのか? おそらくは、人間なら誰しもが持つ”相手に受け入れられたいと思う欲求”すなわち”承認欲求”ではないかと考えられる。
求めれば求めるほど膨張していくそれは次第に大きくなっていき凶暴化し、コントロールできなくなるカオナシの状態と似ている。自我があいまいな存在というのは、他者に認められることで安心を得ようとする。
カオナシはもしかすると本作の中で最も人間に近い存在であり、人間の心にあり続ける闇を具体化した存在なのかもしれない。彼は終盤、湯婆婆の双子の姉である銭婆の家に千尋と赴(おもむ)き、そこで初めて居場所を見つける。尽きない欲に翻弄(ほんろう)され、自我を求めて当てもなく放浪するさまは日本人の根底にある仏教観すら感じさせ、作品に深みをもたらすワンセンテンスを与えている。
◇ ◇ ◇『千と千尋の神隠し』はさまざまな視点から宮崎駿監督作品に通底する思想に考えをめぐらせることができると同時に、”目に見えない”ものに対しての華やかでありながら侘び寂びまでも感じられる描写を通して、瞑想(めいそう)に似た深い思考へと誘われる作品だ。
映画を鑑賞し終わったあとの吹き抜けるような余韻は、現代人に対し禅問答に似た究極の問いを投げかけ、やがて苦しみからの解放をもたらす。本作はそんな人々の心に訴えかける力を不動のものとしながら、映画に登場する6番目の駅で留まり続ける乗客のように、永久に名作として映画史に残り続けるだろう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6cea067aa23fbceaa87deb0d5c4049b48a0f9e6c?page=2 たいして絡みもなかったのに酷いことを言うなと思ったよ 子供の頃見たカオナシはおぞましい化け物にしか思えなかったけど今こうして見ると一番人間味を感じるな あまりにも弱男を体現し過ぎていてぐうの音も出ない
こどおじと並んで俺がダメージを受ける呼び方の一つ 千尋は受け取り拒否してるしVより人間できているのが皮肉効いててすき こんなもん年齢性別関係無く存在するだろ
( ´・∀・`) カオナシは資本もしくは資本主義というシステムの象徴であって人間とは対極にあるものなんだけど 欲しいものをなんでもくれる奴になびかない奴は現実にはいない
最後は小さな姿に戻って銭婆の家の手伝いになるのが良いんだけどあれ「弱者男性」を名のる人は己と重ねて「負け組」と見るのかな
弱くあることを己に許せばああして安らげるのにね いろんな物を食べて巨大化してたような
昔1回見た切りでうろ覚えだわ あの頃のジブリ映画は絶頂期だったけどもいまでも良さが分からないな
もののけ姫辺りから カリオストロだって見た目は悪くないしなんかお金を無尽蔵に持ってるけどクラリスは拒否した
ルパンもクラリス抱きしめたいけど我慢した
そういうのを是としてるんでしょ 大好きなロリに気に入られるために巨大化する
って今になってよくよく考えると凄い話だよな >>14
あのね
記事中
「彼は自我を持たず、他の存在を体内に取り込むことによって喋ったり
意思表示をすることができる」とあるがそれってキミのことなんだよ
( ´・∀・`) 宮崎が2ちゃんの匿名ニートをモデルに作ったんだろ
他人の言葉を借りてばかりで自分がない奴 >>9
バチャ豚はキモ過ぎたら10万以上貢いでてもブロックされるし千と一緒だよ
視聴者がカオナシ以下なだけ >>14
あれでババアの助手の地位に就くことを拒否して
永遠にチヒロを金で買おうとするクズが弱者男性の正体だから だから宮崎駿は何度もインタビューで答えてるだろ
作家ってのは作家性が命なわけで、いちいち理屈を考えてキャラ作ってるわけじゃないんだよ
カオナシが何だったのかは2~3年はうっすら覚えてたけど、10年も経ったら忘れちまったってよ 後から勝手に当てはめるのは好きじゃないな
弱男が当てはまるにしたって、弱男って限定して作ったもんじゃないだろ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています