一方、先進国の出生率低下に関連する性差として、同氏は人口統計分析を専門とするノルウェーの人口経済学者ベーガール・スキルベックの調査結果をあげている。

スキルベックは著書のなかで「2006年から2010年の調査で、米国では40歳の男性の4人に1人の割合で子供がいなかったのに対し、女性は約7人に1人だった」と書いている。これは「男性が不足しているからでも、精子数が減少した結果でもない」。

要因のひとつには「女性がますます選択的になっていること」、つまり「(異性愛者の)女性にとって『適切な』男性が不足していること」があるという。ちなみにこの問題は、北欧のなかでも特にフィンランドで顕著であるようだ。

「世界で最もジェンダー平等が進んでいる国でさえ、女性は比較的高収入で高学歴の男性を好む傾向がある」

https://news.yahoo.co.jp/articles/ba7b8511f7e9ca3535c2c09eb339ae17ca2cb138