「ChatGPT」に警戒強めるウォール街、大手行で利用禁止の動き相次ぐ

人工知能(AI)を用いたチャットボット「ChatGPT(チャットGPT)」に対し、ウォール街では警戒が強まっている。対話形式で文書を生成する同サービスは急速な成長を遂げているが、世界的な投資銀行内では利用を制限する動きが相次いでいる。

  事情に詳しい複数の関係者によると、バンク・オブ・アメリカ(BofA)、シティグループ、ドイツ銀行、ゴールドマン・サックス・グループ、ウェルズ・ファーゴなどが、すでにこうした新サービスの社内での利用を禁止。Bofaは従業員に対し、特にChatGPTを名指しする形で、業務で利用するのは禁止だと伝えているという。

  ドイツ銀行でも従業員のChatGPT利用は禁止され、アクセスも断たれていると同行広報担当者が明らかにした。  

  シティグループはサードパーティー製ソフトウエアに課される自動的な制限の一環として、ChatGPTへのアクセスをブロックしたという。事情に詳しい関係者が述べた。別の関係者によれば、ゴールドマンのトレーダーも同様の制限が課されている。

  ウェルズ・ファーゴの広報担当者は、サードパーティー製ソフトの導入に関する標準的な管理手順により、同行でも同様の措置を取っていると説明。「われわれはこうしたテクノロジーの安全かつ効果的な利用方法を評価し続けており、ChatGPTに利用制限を課している」と述べた。

  米大手金融機関では今週に入り、JPモルガン・チェースが行員のChatGPT利用を制限したことも明らかになっている。


https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-02-24/RQL4FUT0AFB601