投稿日:2023.02.26 06:00 FLASH編集部

「18日の朝、車が大きくへこんでいたんです。何日か後に『NHKアナウンサーが3階から転落』ってニュースになったでしょ。驚きました」

 東京・中野区の住民がこう話しながら見せてくれた写真には、軽自動車の屋根が何か重量物で潰されたようにへこんだ痕がはっきり写っていた。

 2月17日深夜、NHK札幌放送局に所属するアナウンサーの船岡久嗣(ひさつぐ)容疑者(47)が、邸宅侵入の疑いで逮捕された。

「船岡容疑者は、同じNHKで20代女性アナウンサーの自宅マンション建物内に侵入したところ、女性アナの知人男性と揉み合いになり、建物3階の共用部分から飛び降りて、下に駐車されていた車に転落したとみられています。船岡容疑者は負傷し、そのまま入院。退院後の2月20日に逮捕されました」(社会部記者)

 2010年に東京アナウンス室勤務となると、スポーツ実況を多く担当するようになった船岡容疑者。なかでも、フィギュアスケートや大相撲の実況に定評があり、局内でも一目置かれる存在だったという。

「今回被害に遭ったのは、金沢放送局時代に船岡容疑者が指導役を務めていた後輩女性アナで、今は東京で看板番組を担当しています。事件当時、現場で通報した知人というのは、日ごろから親しくしていた他局の男性ディレクターでした」(NHK関係者)

 船岡容疑者には妻子がおり、地方局へは、都内の自宅マンションに家族を残しての単身赴任だったという。

 取材を進めると、船岡容疑者が地方勤務で見せていた“別の顔”が明らかになった。彼をよく知るNHK局員はこう話す。

「こう言うのが正しいかはわかりませんが、“職場恋愛中毒”みたいな人だったんです。NHKという看板を背負っているためか、外では発散できないストレスがあったのでしょう。

 船岡容疑者はたびたび、赴任先の女性局員、スタッフに手を出していたんです。表向きは『僕には家庭があるんで、心配はいりませんよ』と言っていたのですが……」

 本誌は、被害女性アナを何度か目撃したことがあるが、近所に買い物に行くようなときでも、大きめのマスクと目深に被った帽子で、ほとんど素顔が見えないようにしていた。

 あまりに大袈裟な警戒ぶりだったが、今思えば、船岡容疑者に対して用心していたのかもしれない。
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