ヤフコメ


荒川和久
2時間前
独身研究家/コラムニスト/マーケティングディレクター
こういう報道に触れると「最近の若者が子どもを希望しなくなった」と思いがちですが、そうではない。1982年の出生動向基本調査以来、40年間、18-34歳の独身男女の「結婚に前向き」な割合は男4割、女5割で一貫して同じである。結婚の先に子どもがあるのであれば、子どもの希望も同様レベルになるわけで特に驚きはない。
そもそも、今の段階で50歳時点の生涯無子率は、男4割、女3割です。結果として生涯子を持たない人生を送る男性がもう4割に達しているというファクトをおさえておくべきでしょう。
以前「デート未経験の高校生が4割」とか煽って報道したものの、実際40年前の高校生も変わらなかったという事実によって恥をかいたメディアもいました。データは点でみるのではなく、長期的、歴史的視点、及び他のデータも含めた俯瞰的な視点で見た方がいいでしょう。