「よく死者が出なかったな」高級温泉旅館で基準値3700倍の細菌…杜撰な衛生管理にネットドン引き
2月24日、福岡県筑紫野市の老舗高級温泉旅館「大丸別荘」が、年に2回しか浴場の湯の入れ替えを行っていたかったことが明らかになった。さらに、塩素の注入も怠っており、基準値の最大3700倍ものレジオネラ属菌が検出されていたことも報じられた。
「朝日新聞」によると、福岡県の条例では連日使用型の循環浴槽は、「完全換水」と呼ばれるすべての湯を取り替える作業を週1回以上行い、塩素濃度を1リットルあたり0.4ミリグラム以上にする必要があるという。
「しかし大丸別荘では、この完全換水を年2回の休館日にしか実施していなかったということです。また、塩素注入も怠っており、十分な濃度が保たれていませんでした。
22年の保健所の検査で浴槽から基準値の最大3700倍のレジオネラ属菌が検出されていたそうです」(全国紙記者) 大丸別荘ではこうした状態が少なくとも19年から続いていたとみられ、旅館は湯の管理について県に虚偽の報告をしていたとも報じられている。
レジオネラ属菌とは、厚生労働省ホームページによると河川や湖水、温泉や土壌などに生息している細菌のこと。
感染するとレジオネラ症を引き起こし、《適切な治療がなされなかった場合には急速に症状が進行することがあり、命にかかわることもあります》と記されている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7394982e543fd5f28e7a3b0b27209cd5f08d4dc1