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誰でも美人に見える「HKKの法則」。顔の作りより、“雰囲気”がとにかく大事

「あの人は美人だよね」。私達は何を基準にして美人を決めているのでしょう。目が大きく手鼻筋がとおっていて……。いくらパーツが整っていても美人と評されない人もいます。その差を解明したのが、『美人なしぐさ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。5万部突破のベストセラーの著者、中井信之さんはポージングディレクター。俳優やモデルとしても活躍し、イメージコンサルタントも務めています。

 本書いわく、「美しさを決定づけるのは、その人の持つ『雰囲気』」。つまり「美しく見える『雰囲気』を身につければ、誰でも『美人』に見える」というわけ。持って生まれたパーツを変えるのには、もしかしたら限界があるかもしれません。でもしぐさなら、コツをつかんでしまえばすぐに実行できそうですよね。

美人に見える基本「HKKの法則」
 本書によると、美人に見えるしぐさの要は『HKKの法則』にあるといいます。つまり「H(ヒネル)、K(カサネル)、K(カタムケル)しぐさのこと。たとえば、何かを物を取るときに体をヒネル、対面で話をするときに手をカサネル、話しに頷くときに頭をカタムケル。どれも特別なしぐさではありません。とはいえ、女性らしい曲線をさりげなくアピールできますよね。

 ちなみに「ヒネル(H)=アクティブ、カサネル(K)=ゴージャス、カタムケル(K)=ソフト」といった3種類のイメージを作り出すと本書。自分が目指す美人に近づくために、この3つのしぐさを参考にしてみましょう。

今すぐ使える、簡単で完璧な美人しぐさ
 仕事やプライベートで、あくまでさりげなく雰囲気をグレードアップする方法があるとしたら、知りたいですよね。女性は二の腕の太さや形を気にしがちですが、実は美人に二の腕は関係ありません。大切なのは一の腕、いわゆる「ひじから手首までの間」です。

 実際、「手をカサネル場所は、もう片方の腕の『ひじから手首までの間』が、もっとも美しく見える場所」と本書。会社でのミーティング中、カフェでのランチ中などに意識して手をカサネてみましょう。あなたの雰囲気がグッと深みを増すに違いありません。

 もうひとつ、立ちポーズで一の腕を際立たせるしぐさがあります。電車やバスでつり革につかまるときに、「つり革を持っているほうの二の腕あたりに、もう片方の手をカサネる」というもの。「二の腕の太さを隠しつつ、スリムな一の腕を目立たせることができます」と本書にあるように、うまく体の長所を生かすことができるのです。
スマートフォンの持ち方で差をつける
 日常的に欠かせないしぐさといえば、スマートフォンに関すること。一日に何度も手にするスマートフォンですが、ポーズを意識している人は少ないはず。言い換えれば、スマートフォンを持つ時間を明日から美人モードに切り替えられるというわけ。

 まずは、テーブルについているときのしぐさから。「スマートフォンを持っているほうの手のひじの下に、もう片方の手のひらを、ひじをささえるようにカサネます」。こうするだけで、落ち着きが出て上品な美しい人に見えるそうです。ほんの少しの差ですが、しぐさを変えるだけで心にも余裕が生まれ、姿勢も整ってくるのではないでしょうか。

 次は、電車内などでのしぐさです。座っている時もたっているときも、「スマートフォンを持っているほうの手のひじから手首までの『一の腕』に、もう片方の手のひらをカサネます」。こうすることで、自分のスペースも守れますし、エレガントな雰囲気をつくることができるといいます。私も電車の中でやってみましたが、やはり自然と背筋がのび、車窓に映った自分がいつもより優雅に感じられました。

信頼感を得る、美人なお辞儀
 仕事をするうえで無視できないのが礼儀作法。特にお辞儀は体にしみついていて、条件反射のようにただ繰り返しているかもしれません。しかしお辞儀ひとつであなたの印象が決まってしまうとしたら、いい加減にはできないですよね。

 たかがお辞儀とあなどるなかれ。お辞儀ひとつで人生がグレードアップするかもしれないのですから。本書が「一瞬で信頼される美人の挨拶」を伝授してくれました。重要なのは、「お辞儀をするときに相手より先に頭を下げないこと」