午後7時過ぎの新宿・歌舞伎町に行くと、ある通りに多くの人だかりができていた。
若い女性たちに入れ替わり立ち替わり声をかける男性たち。聞こえてきたのは「いくら?」という会話だ。

 実はこの場所は路上売春をする女性、通称“立ちんぼ”が集まるスポットとして、以前から知られている。
2018年に取材した際は、人通りもまばらで、路上に立つ女性の多くは外国人だった。
しかし、最近は日本人の若い女性が急増。路上売春は法律で禁止されているが、なぜ増えているのか。
ニュース番組「ABEMA Prime」では、1人の女性に話を聞くことができた。

▲路上に立つエリさん(仮名・20代前半)

 エリさん(仮名・20代前半)が売春を始めたきっかけは「初めて行ったホストクラブにハマったから」だった。
現在、売掛金が合計60万円ほどあるという。

 返済するため風俗店で働き始めたエリさん。しかし、コロナ禍で客足が遠のき、稼ぎが減少。去年秋から路上に立つようになった。
場合によってはTwitterでフォロワーと直接やり取りし、ホテルへ行くこともある。とはいえ、路上に立ち、売春することは違法行為だ。
だが、今のエリさんに売春をやめる考えはない。

「罪悪感はない。怖いという思いだけはあるが、稼ぐしかないから」(エリさん)

https://news.yahoo.co.jp/articles/3576147d6b505bf6b3d0113a72b90aef41fab1f2