今は“ロシア化”進む…激戦地マリウポリで映画監督が映した“スープ”
テレ朝[2023/02/25 23:30]
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000289181.html

(略)

『マリウポリ7日間の記録』プロデューサー ナディア・トリンチェフさん
「こんな悲しい状況の中で、彼女は、すべてを持ち帰ることが出来たのです。監督の遺体と全ての映像素材を…」


その後マリウポリでは、ウクライナ兵が最後の砦として
抵抗を続けたアゾフスタリ製鉄所が陥落。
ロシア軍の支配下に入りました。 そして今…

戦禍の痕跡を消し去るつもりなのでしょうか。
多くの犠牲者を出した「マリウポリ劇場」をはじめ、損壊した建物の撤去を進める一方、
近代的な集合住宅などの建設が始まっています。
3年以内に、町を“完全復興”させると謳うロシア側。
通貨や法律もロシアのものに。

マリウポリの住人
「住民の心はすでにウクライナから離れ始めています。」

そう話すのは、今なおマリウポリに残る住民です。
素性を明かさないことを条件に番組の取材に応じ、街の変化を語ってくれました。

マリウポリの住人
「町の住民が言うんです。
 『公共料金の支払いが今までの1/10だ!浮いた金でソーセージが買えるぞ』
 『ロシア人は何も強制してこないじゃないか』と。
 わたしが『街が破壊されたんだぞ。砲撃してきたのは、空爆を仕掛けてきたのは誰だ?』と言い返しても、
 『自分たちは何も知らない、何も見ていない』と言い切るんです。彼らは戦争に疲れ切ってしまったのです。」

生きるため、ロシアに順応することを選ぶ住民たち。背景にあるのは、激戦最中の記憶だと指摘します。

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