ジャーナリスト「イギリスの人手不足の原因はブレグジットじゃない」 [613171742]
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いまイギリスには、多くの問題がある。なかでも大きいのが、労働力不足と若者の高い失業率だ。この2つを組み合わせれば同時に解決するように思えるが(不足している労働力を、職に就いていない若者が埋めればいい)、物事はそれほどシンプルではない。若者が人手不足の分野の仕事をできないか、やりたがらないからだ。
労働力不足を声高に訴えているのは、ブレグジット(イギリスのEU離脱)に反対していた人々だ。「ほら、言った通りじゃないか! ブレグジットでEU域内の移動の自由がなくなって移民が減ったために、労働力が不足している」と彼らは言う。
https://www.newsweekjapan.jp/joyce/2023/02/post-267.php
この主張は的外れだ。多くの人がEU離脱を望んだのは、貧しい国から流入する安価な
労働力を中心に築かれた経済に嫌気が差したためでもある。
「移民より国民に職業訓練を行い、適切な報酬を払え」というのが離脱派の訴えだった。
これはうまくいっていないようだし、今後もうまくいきそうにない。
理由の1つは、イギリス人がある種の仕事をやりたがらないこと。
例えば、低賃金でつらい果物の収穫作業がそうだ。
だが、「3K(危険、汚い、きつい)」とは言えない小売業や接客などの仕事も嫌われている。
これらの仕事は英経済の約14%を占めているが、こうした分野に就職しようという若者は全体の3%にすぎない(反対に人文・芸術分野で働きたい若者は圧倒的に多い)。
大学を卒業したのにそんな仕事には就きたくないという「期待のギャップ」がある。
若者の怠慢を責めるのは簡単だ(いつの世でも年長者は「昔は大変だった」という話をしたがる)。しかし問題は、
あまりに多くの若者が大学や専門学校に送り込まれてきたことにもある。
大学を卒業しても、大卒者向けの仕事が少ない。彼らの努力の対価として残されるのは、学生時代のいくばくかの思い出と学資ローンだけだ。
https://www.newsweekjapan.jp/joyce/2023/02/post-267.php
労働市場の逼迫を招いたのは、イギリスの並外れて低い失業率(3.7%)だろう。「経済大国」のドイツ(5.6%)より低く、フランス(7.3%)やイタリア(7.8%)の約半分だ。
ブレグジット以前はEU域内の移動の自由があったため、雇用主はヨーロッパ南部や東部から流入してくる労働力を当てにできた。しかしイギリス人労働者にとっては、移民が大量に流入すれば職にありつく競争が激しくなり、そうなると賃金が下がり、さらには住宅が不足するため家賃の上昇につながった。富裕層よりも労働者階級がブレグジットを支持したのは当然だった。
https://www.newsweekjapan.jp/joyce/2023/02/post-267.php
しかし労働力不足は、移民の減少だけが原因ではない(事実、今もイギリスの移民の割合は高い)。50歳以上の人たちが早期退職を選んでいることも一因だ。コロナ禍をきっかけに人生の優先事項を見つめ直した人が大勢いるのだ ( 「年を取るまで一日中働き続けるには、人生は短すぎる!」)。
ある意味、若者にとってはチャンスだ。裕福な高齢世代がいい仕事を独占しなくなれば、若い世代にチャンスが巡ってくる。
イギリスで不足している労働力を示す、驚くほど具体的な数字がある。36万人だ。だが、もう1つの具体的な数字がある。職業訓練・教育機関のシティ・アンド・ギルズによれば、働く気がない18〜24歳の若者が22万7000人いる。裕福な高齢世代は人生を見直して賢明に早期退職を決めているかもしれないが、若者たちは単に昔ながらの「ドロップアウト」をしているだけだ。
イギリスとそこに住む若者たちは、経済が厳しい今こそ現実を直視すべきだ。メディアやファッションなど華やかな業界で働きたいという非現実的な期待を抱く大卒者を減らし、手に職を付けた若者を増やす必要がある。労働市場の逼迫は以前からあった問題が顕在化しただけで、ブレグジットが引き起こした問題ではない。
https://www.newsweekjapan.jp/joyce/2023/02/post-267_2.php いやソース読んだけどブレグジットが原因だと自分で言ってないかこの記事
どの国もF欄卒に手を焼いているんやな 日本に住んでるジャーナリストというか
日本に融和的な欧州の知識人ってのは保守派が多いようだけど
(トッドとか)
この人も他のコラム見ると多分保守派の人
欧州懐疑派の保守派 >>労働市場の逼迫を招いたのは、イギリスの並外れて低い失業率
ここらへん日本と同じように低賃金でむりやり雇用を維持してるということしてないか
実は日本を含むアジアは人余りで
特に失業を死ぬより恐れる日本人は派遣や契約や正社員の賃金下げることで失業率低くしてるけど ブリクソが魅力ない国だからだよ
だって国自体が性格悪いから(ヽ´ん`) 芸術などの仕事を身分の低い仕事にして3Kの仕事を身分の高い仕事にすればいい
士農工商だよ 差別って色々あるけど日本って職業差別がすごく少ないじゃん
欧米は差別意識がとても強いから底辺職につくのを嫌がるからな
イギリスはそれでもまだましな方らしいけど さすがに学歴煽りしながら正義マンぶるのは無理がある
そんな謎の民がゴロゴロしてる嫌儲で語れる話題ではない 移民はそれほど減ってないとか
減ったとか記事の中でブレブレなんだがなんなん 理想が高すぎる
底辺のくせに勝ち組目線の誇大妄想ネトウヨとまったく同じ > メディアやファッションなど華やかな業界で働きたいという非現実的な期待を抱く大卒者を減らし、手に職を付けた若者を増やす必要がある
> 労働市場の逼迫は以前からあった問題が顕在化しただけで、ブレグジットが引き起こした問題ではない。
贅沢な悩みよな 世襲貴族システムが若年労働者階級のモチベを下げまくってる じゃあブルーカラーの給料上げればいいんじゃね?
「低賃金でつらい」から人手不足なんだろ?
ほんま新自由主義者は師ねと思うわ 「若者は仕事を選り好みしている!」
氷河期世代が若かりしころ、ニートブームが起きたときに2chでもマスコミでも散々言われたことだな
社会や経済が行き詰まると人余りでも人手不足でも若者など弱い立場の者の意識の問題にして責任転嫁する
資本主義なんだろ?経済的インセンティブでブルーカラー仕事に呼び込めよ
それができなければ求人側の甘えだ >>21
責任転嫁じゃなくてそのやりたくない仕事を移民がやるってのが
先進国共通なんだけど > しかし問題は、
> あまりに多くの若者が大学や専門学校に送り込まれてきたことにもある。
> 大学を卒業しても、大卒者向けの仕事が少ない。彼らの努力の対価として残されるのは、学生時代のいくばくかの思い出と学資ローンだけだ。
日本と変わらんなあ
Fランなんかあっても人生と金を無駄にした若者作るだけなんだから、Fラン全部潰せよ早く メディアやファッションの世界を夢見て3Kの
仕事をやりたがらない大卒の若者の意識の問題っていうよりは、最先端の教育を施したい学校側とマクロ経済的な変動に影響される産業界のギャップの問題だな
不況で人余りが深刻化すると、「今の若者の多くは時代が求めるスキルが不足している!STEM教育だ!バイオだ!ITだ!」ってなる 所詮ゴミが回収されないとか物が届かないとかじゃなくて人を雇えないから事業拡大できないとかの経営者の贅沢な悩みなわけだね
AIロボットにやっていただければよいんだよとりあえずAI虐待して反乱おこされたりしない限りうまくいくはず ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています