Qualcommは2月27日(現地時間)からスペイン、バルセロナにて開催している「MWC Barcelona 2023」にて、次世代コネクテッドカー向けプラットフォーム「Snapdragon Automotive 5G」を発表した。前世代と比較して処理能力が50%、電力効率が40%向上し、スループットが2倍以上になったという。2023年後半に市販予定の乗用車へ搭載する予定。

 クアッドコアのCPUを搭載し、集約ネットワーク帯域幅は最大200MHzとしている。eCall(事故時緊急通報システム)などのネットワーク接続を必要とする緊急サービスに対する安全性サポートの強化や、遠隔地や農村部での円滑な接続と通信を確保するための衛星通信サポートを含む。

 この他、安全警告や自動運転機能のサポート、駐車の自動化のための側位機能を強化し、C-V2X(Cellular-Vehicle to Everything)技術による直接通信をサポートし、短距離での安全性とサービス能力を強化する。データ通信量は最大毎秒1GBとしている。

 この他、「Snapdragon Telematics Application Framework」による新しいサービスの開発や、「Snapdragon Car-to-Cloud」のクラウドベースのAPIを使用し、安全なデータ接続を可能にするという。
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