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まずは「コオロギラーメン」(1,000円、以下税別)を注文。コオロギラーメンは、2015年に人気店「ラーメン凪」と共同開発したもので、その後、篠原氏の母校である慶應大学の食堂や、赤坂サカス、日比谷音楽祭、FOODEX JAPANなど全国各地のイベントで提供するたびに完売したという人気メニューだ。篠原氏によると「発売以降改良を重ね、常にブラッシュアップを続けてきた」という。

コオロギラーメンには、しっかりした味わいと香ばしさが特徴の「フタボシコオロギ」とまったりした甘みが特徴の「ヨーロッパイエコオロギ」、2種の国産コオロギを使っている。コオロギ2種をブレンドした出汁、「コオロギ醤油」を使ったタレ、特製の「コオロギ油」、さらには「コオロギ練り込み麺」とコオロギづくしのラーメンとなっており、1杯に約110匹のコオロギが使われているという。トッピングコオロギの有無は選ぶことができる。

食べてみると、口の中に香ばしい香りと味わいが広がり、コクがあるもののさっぱりとした旨みがあった。虫というとゲテモノという印象を持ってしまいがちだが、ラーメンとしてちゃんとおいしいことに驚いた。篠原氏は「ラーメン凪」やミシュラン一つ星「四谷うえ村」で修行し、食材としての虫の可能性を探究してきたという。https://www.ssnp.co.jp/foodservice/209650/