「生まれてくる子は、絶対にかわいい!」 わが子の障害を知った夫婦が、次の一歩を踏み出すまで
https://news.yahoo.co.jp/articles/e38b0605030d7e7a7c70e9d6386aff5e25d422fe?page=1

望さんの母親は子どもに障害が遺伝するのではないかと不安げな様子だったという。

それでも、ももこさんは「健常者同士の間に障害のある子どもが生まれる可能性もあるし、障害が必ずしも遺伝するわけではない」と考えていた。
何より、彼との子どもが欲しいと強く願っていたのだ。望さんも、同じ障害のある友人の子どもが、障害がなく生まれたこともあり、さほど心配はしてなかった。

胎児には、望さんと同じように両手と両足に障害があった。
病院からの帰り道。車を運転する望さんが隣に座るももこさんに視線を送ったとき、ももこさんは一粒、涙をこぼした。
泣いてしまうと望さんが傷つき、自分を責めてしまうのではないか。そう考えて必死に涙を我慢していたが、止められなかったのだ。
それを見た瞬間に、望さんは号泣する。「ごめん。ごめんな……」。2人とも、涙が止まらなかった。