福島沖の新たな風評被害抑える…「処理水」放出前にトリチウム濃度わかる新サイト
2023/02/28 21:52

 環境省は28日、東京電力福島第一原子力発電所の「処理水」の海洋放出を前に、周辺海域のトリチウムなど放射性物質の海水中濃度を発信するウェブサイトを開設した。処理水に関わる情報を分かりやすく伝え、風評被害を抑えるのが目的だ。

 処理水は、2011年の事故で溶け落ちて固まった核燃料を冷却した後の汚染水を浄化処理し、トリチウム以外の放射性物質の大部分を取り除いた水。政府と東電は夏頃から、処理水を大量の海水で薄めて放出する予定だが、漁業関係者から新たな風評被害を懸念する声が出ている。

 サイトでは周辺海域のトリチウムの海水中濃度のほか、魚や海藻の放射性物質濃度などの測定値を地図上で確認できる。参考値として水道水や雨水などのトリチウムの濃度も紹介している。測定値などのデータは同省、原子力規制委員会、福島県の継続監視によるものだ。

※略※

https://www.yomiuri.co.jp/science/20230228-OYT1T50259/



ここ↓
https://shorisui-monitoring.env.go.jp